「古代銅鏡を作ろう」体験講座
■西都原古墳群で有名な西都市にある「宮崎県立西都原考古博物 館古代生活体験館」において、古代銅鏡を作ろうという体験講座があり、参加してきました。11月25日(日)と12月2日(日)の二日間にわたって行われ、予想以上に立派な銅鏡を作ることができました。■今回の講師は、鋳金作家の「杉原木三(慶一)」先生でした。鋳造技術による芸術作品で数々の賞を受賞されています。■第1日目は、鋳型つくりで、2種類の粘土に少しづつ水を足しながらこ ねていきます。それをぺったんこと張りあわせて、ハンバーグのように平らに整え、柄や文字 を描きます。わたしは、子供達の名前を書きました。(彫ったが正確かな)鋳型なので、文字は裏文字で彫らないといけません。判子と同じですね。一日目は、ここ まで作っ て終わり。粘土の鋳型を何日もかけて陰干しして乾燥させるのが本当らしいですが、二回目が一週間後ですので、古代には無かった電気釜を使って乾燥させるのだそうです。その作業は、杉原先生がやって下さいました。
■1週間後の12月2日(日)には、鋳型が電気釜のなかで割れることもなく綺麗にできあがっ ていました。(杉原先生ありがとうございました。)■そして、銅、スズ、鉛を七 輪で作った鈩でドロドロに溶かして、鋳型に流し込みます。行程の中でここが勝負所で、参加者のみなさん一番緊張したところでした。■昼食後に、鋳型を割って銅鏡の出来具 合を確かめます。参加者一同、うまく鋳型に流れ込んでいて、予想以上に綺麗にできあがっ ていました。我が家の裏文字も「綺麗に浮かび上がって」いて満足満足!そのあとは、銅鏡の表の鏡になる面を耐水ペーパーでひたすら磨きます。これが結構な重労働!2時間ほど無口に磨き上げて、この程度でした。耐水ペーパーの粗さを徐々にかえて磨き上げるんですね。■だだ今、毎日少しずつ磨いていますが、もうちょっとでピカピカに光る予定です。
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