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2011-01-16

第2回美ら島オキナワセンチュリーラン2011

20110116kasi0220110116kasi0120110116kasi03 20110116kasi04  20110116polarDsc02937  Dsc02961 Dsc02942Dsc02943 Dsc02950 Dsc02989 201101161638244 ■「第2回美ら島(ちゅらしま)センチュリーラン2011011616382416Dsc030132011 」に出場してきました。超一級の冬型で猛烈な風と俄雨の連続でしたが、センチュリーコース100マイル(166km)を無事完走しました。■この週末、日本列島は強い寒気の中にスッポリ・・・土曜日はうるま市で開催された空手大会の応援に行き、夕方、宿泊する恩納村のサンマリーナホテルにチェックインしました。 ■天候は大荒れ、台風並みです。この時点で明日はキャンセルという気持ちにかなり偏ってました。しかし、この大荒れの中、何人もの自転車野郎が受付をするため国道58号線をひた走っていましたし、「明日やめようかな~。」 とポツリと言うと、息子に「みんな、この天気のなか走ってるがね。」と強烈に釘を刺されました。明日は風が収まりますように・・・

■日曜日は祈り届かず台風並み、名護市の風速は11m/sなんて表示されてました。腹を決めて6時にホテルから会場の恩納村コミュニティセンターまで家内に送ってもらったんですが、ホテルから会場まで自転車で向かうサイクリストがたくさんいましたな。みんな根性ある。■それにしても寒い!ほんとここは沖縄か?吹き飛ばされそうな風と時雨れが容赦なく参加者を襲います。スタートイベントが終わり、ようやく7時にスタート。みんな寒くて早くスタートしたかった。

■名護まではひたすら向かい風、黙々とペダリングしますが、風で進みが悪い。一番目のエイドステーションの名護市民会館に着く頃には腹が減ってバナナを2本食べました。■名護までは一列縦隊で走っていましたが、本部半島の北側に抜ける峠(本ルート最大標高133m)からけっこうばらけてきました。景観地のワルミ大橋古宇利大橋では青空が出て海が青く綺麗で皆さん記念撮影してました。その代わり橋の上は強烈な風でハンドリングが大変、皆さん車体が傾けて乗ってました。

■古宇利島ふれあい広場でエネルギー補給とトイレを済ませ今度は南下します。走行中水分は殆ど摂らなかったんですが、エイドステーションで必ずトイレに行きました。ようするに凄く「近い」んですな。体がそんだけ冷えていたんです。

■南への下りは追い風でスイスイ走れました。けっこうばらけてましたが、梯団(パック)を組んだり単独で走ったりしました。■許田交差点から太平洋側の松田に抜ける峠(標高104m)は大したこと無いんですが、追い風でペダリングが楽だった分、反動できつかったです。■太平洋側の宜野座村から金武町のコースは、細かいアップダウンの連続で、心拍高度が高く(赤く)なっています。

■11時50分に金武町のネイチャー未来館に到着し、金武町発祥のタコライスをいただき体が温まりました。ここで丁度中間(85.6km)くらいになります。休憩もそこそこにスポドリの補充をして出発しますが、すぐに短距離ながら急な坂道が・・・満腹の体に堪えました。■金武湾を左手に見ながらフラットなコースを走ります。車が多くて集団が繋がり一列縦隊走行になりました。それと信号が多くて・・・進んでは止まりの繰り返しでペースが上がりませんでした。

■うるま市石川庁舎のエイドステーションは入っただけでスルーしました。唯一休憩なし、トイレなしのエイドですね。ここまで横風を受けてましたが、ここからは追い風になり長い坂も風に背中を押してもらいなんとかエッチラオッチラ登れました。■金武町もそうなんですが、うるま市も米軍基地が多いですな。兵站関連のキャンプが次々に現れます。沖縄県民の負担減には程遠い。

■与勝半島から海中道路に入りますが、ここから当然のごとく台風のような風、かぜ、カゼ。ハンドルがフワッと持って行かれます。ここも古宇利島周辺に並ぶ景観地でした。青空で海が青く美ら海でしたな。■暴風と戦い浜比嘉島から引き返します。ここで丁度124.5km、先が見えてきた感じ。

■与勝半島に入り左折して時計回りに周回します。平敷屋漁港を過ぎると、またもや向かい風との戦い。ここから恩納村まで北上なんで、ずーっと向かい風と思うと気が滅入りました。

■与勝半島の突端からの北西進はダラダラとした登りや小さなアップダウンが続き、俄雨も時々ありました。足にかなりきてましたが、背中のスジも痛いこと・・・■疲れがかなり蓄積してました。この辺りまで来ると、かなりばらけて抜きつ抜かれつでした。しばらく一緒に走った方と「この向かい風・・嫌になりますね~ッ。」とお話ししました。

■15時25分最後のエイドステーション「いちゅい具志川じんぶん館」に到着、ここまで147.7km・・・サプリ、パワーバー、梅干し、バナナでエネルギー補給をしゴールに向けて出発、残り20kmくらいです。

■先が見えてきたのとエネルギー補給で元気になってきました。■「いちゅい具志川じんぶん館」を出てから4kmくらい行った前原付近で調子よく走っていると、聞き覚えのないアラームがピーッ、ピーッとポラール心拍計(s710i)から聞こえてきました。心拍を5秒間隔で記録していたんですが、メモリーの記録リミットは約8時間しかないのでした。15時51分11秒、スタートから距離151.7km、継続時間8時間56分10秒で記録終了となってしまったのです。残り15kmは心拍、速度、ケイデンス、標高のデータが欠落しています。

■ちょっとがっかりしましたが気を取り直して先を急ぎます。走りながらも、ここからゴールまで心拍波形が無い3D心拍GPS画像の出来上がりを心配してました。肉体的、精神的にも余裕が出てきた証拠です。■うるま市石川の太平洋側から東シナ海側の仲泊に抜けるんですが、タラタラ登る片側2車線道路が結構堪えました。

■仲泊からゴールの恩納村コミュニティセンターまでは残り10km、殆どフラットです。航空自衛隊恩納分屯基地前に追い越し車線着きの上り坂があるくらいです。しかし150kmくらい走ってきた体には、ちょっとした登り坂でもかなり堪えます。一番軽いギアで一踏み一踏みペダルを踏みしめて坂を登ります。■ゴール手前の交差点で家内がビデオを構えて待っていました。ギリギリで私とわかり慌てて撮り始めてました。(ちゃんと撮れてました)

■16時42分見事ゴールイン スタートから9時間40分経過してました。到着署名をして完走証をいただきました。ほんと走りきれて良かったです。痛風が発症して一時は参加は無理と思ってましたからね、満足な一日でした。

■寒い中、大会を支えたスタッフ、ボランティアのみなさん。とても充実したサポートでした。ありがとうございました。

※GPSのトリップデータ(カシミール3Dダウンロード展開時) 距離166.3km 累積標高2235m 最大標高133m

※巨大な3D心拍GPS画像はこちらから・・その①

※巨大な3D心拍GPS画像はこちらから・・その②

※今日のデジカメ写真集はこちらから・・・

※Google Earthを使ったGPS記録の再現はこちら

※沖縄タイムスの記事① 沖縄タイムスの記事②

コメント

おぉ、憧れのセンチュリーランですね。羨ましいかぎりです。こちらは新知事就任と同時に4年前の悪夢のような激震が走りました。また消毒ポイント設置で忙しくなりそうです。

クロキリT高さん お久しぶりです。こちらでの本格的な長距離サイクリングでした。宮崎は、またしてもやっかいな事態になりましたね。4年前同様、知事が替わる→鶏インフル発生。なんというタイミングなんでしょうか。口蹄疫の復興がまだまだなのに、今度はこれか。といった感じです。消毒ポイント設置などの任務お疲れさまです。

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プロフィール

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3D心拍GPSアスリート "A-south"

■1964年の辰年生まれ、宮崎県出身、現在串間市在住 ■GPSと心拍計を使って地図上に心拍波形を描く「3DCG」を紹介しています。 ■GPSはナブスター衛星から位置情報を取得し地図上に自らの軌跡を書き込むことができます。更に心拍データと組み合わせると心拍数が空中をジャンピングする「3D心拍GPS鳥瞰図」が出来上がります。この二つのツールを利用してロードバイクサイクリング、ランニング、登山などの「3D心拍GPS鳥瞰図」を世界に発信しています。 ■自らを「3D心拍GPSアスリート」と呼ぶ私のジオグラフィックなブログをお楽しみ下さい。また我が家の出来事やイベント参加の様子も併せて発信しています。 ★プロフィール写真:2008年11月「ツール・ド・おおすみサイクリング大会」にて

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